Olympic Round・Best 8戦に臨む高野 晃(2)  男子個人第7位入賞の表彰と、学習院チーム選手たち(後方)
3年生公式団体戦引退試合 記念写真

3年生の公式団体戦引退試合となる、全国大会予選2次兼都総体3次競技会(於 駒沢第1球技場)で、4名の本学選手が70mWの予選(上位32名入り)を通過し、トーナメント形式のOlympic Roundに進出した。
予選通過の4名全員が1回戦をクリアー(Best 16入り)し、高野 晃(2)はBest 8戦まで進み、最終的に7位入賞を果たした。
3年生だけでなく、2年生からも入賞者が出てきていることに、選手層の厚さと、今後の成長が大いに期待される。
予選通過レベルは、70mWで474点であったことから、今後の目標として、個人70mW換算で500点を出していけるチーム力が課題であると認識された。
3年生においては、公式団体戦の引退試合となり、公式個人戦は残しているものの、駒沢での試合に感慨深げであった。
Olympic Roundはその名のとおり、今日のオリンピックや、世界選手権と同じ形式の競技方法で、肥大化した五輪競技種目の『事業仕分け』にI.O.C.(国際オリンピック委員会)が着手するに際し、五輪における観客動員数増と、五輪競技種目としての生き残りを目的に、FITA(国際弓道連盟)が考案した競技形式で、その原型は1992年のバルセロナオリンピックから導入された。
高体連が50・30m形式主体の競技会から、70mW・Olympic Round形式の競技会に近年変更してきている事に、世界の流れを感じると共に、選手強化の為の新たな課題と目標が加わったといえる。